2010年12月13日月曜日

武士道

お世話になった方の送別会があった。
営業一筋の方で、現場の意見にも耳を傾けてくれて、尊敬と憧れの対象だった人。
その方が定年でリタイアされるための送別会でした。

雇用延長のオファーが会社からなかったのかをお聞きしたら、「あった」と。
「責任と権限を持てない延長なので、そのまま在籍すると、下の人間が萎縮するのが嫌だ。部下は育った。だから、リタイアする」と仰る。
要は「老害にはなりたくない」との意思だった。

それをお聞きし、「この人は武士だ!」と感じた。
定年になっても、会社にしがみつき、老害を撒き散らす輩が多い中、すっぱりとリタイアの道を選択されたのは見事としか言いようがない。
しかも、老害まで考慮した上での決断。

第2の人生の幸せとご健康を祈念します。
ありがとうございました。

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