2011年7月18日月曜日

嫌われ者の流儀

堀江貴文 × 茂木健一郎 著

2人の対談本なのだが、茂木さんがこんなに過激だったとは思わなかった。
良い意味で期待を裏切ってくれた。

小学生のときからの同調圧力。
社会人になってからも社内での社会主義的価値基準。
まったく、この国は民主主義国家じゃないの?と疑問を持ち続けていたが、これを読むとその理由と経緯が良く分かる。

1940年体制がずっと続いているってことや、国家総動員体制により「我慢が美徳」という価値観が民衆に植え付けられて、平成の今でも同じ。
だから”みんなで節電””いつでも節電”となる。
「ピークカットで良いのでは?」と言うと、非国民扱いされる。
まったく、バカバカしい。

ジャスミン革命のようなことが、日本で起こりうるか?という可能性をずっと考えていたのだが、「起こらない」ということが分かった。
”ラスボス”がいないから。(ラスボスはゲームなどのラストボス)
民衆が束になって、倒す相手(目標)がいないから、革命みたいなことは起こりえない。
だから、公僕でない公務員と私利私欲の政治家に吸い取られる。
生かさず殺さずなので、不満はあるが爆発までは・・・という状態だと思う。

東北の復興を見ても、4ヶ月建つのにまだ避難所生活者がいるって変じゃない?
このくそ暑いなか、体育館で寝泊りするって、自分には耐えられません。
自治体・政府に改善要求を出しているのでしょうけど、対応が遅くても”我慢”。
”我慢”が美徳?”我慢”に意義がある?

福島の農家や畜産の人も、「原発事故がなければ・・・」とか「東電が憎い」とか聞こえてくるけど、東電の会長・社長を殺してしまえ!って声は出てこない。
実際に行動に移すかは別にしても、殺せ!って感情はあると思うけど、我慢しているのか、過激な意見が出てこない。
放射能で魂抜かれちゃってるのか?

ま、そんなわけで、早く日本を脱出しよっと。

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