久しぶりの高杉作品。
物語は昭和33年からの話で、高度成長期真っ只中の日本の商社が舞台。
社内の政治、派閥争いの駆け引きなど、今となっては前近代的な話だと思って読んでいると不思議なことが・・・。
今の勤務先と同じではないか?
気に入られたい上司に手揉みしながら近づく部課長。
減点主義だからチャレンジ精神なんて皆無。
お客様より社内の上長に気を使っている。
数えたらキリがないが、今は平成23年かと疑いたくなる。
主人公は最後は会社勤めを辞めて、自分で事業を興すのですが、気持ち的にはオーバーラップする部分が多いなぁ。。。
今が嫌だから辞めるってのも、ネガティブでイヤだし、かと言って、未来はなさそうだし。。。
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